食支援に求められるチーム形態

食支援に求められるチーム形態

私たちは口腔ケアというサービスを通じて「口から食べることの支援」を実践してきました。いま我々は歯科完結型からネットワーク重視型に劇的に変換しています。

画像もちろんこの間の実践は私たち歯科単独でできるはずもなく、多くの職種の皆さんとの連携の下に成り立って来た取り組みです。また、この多職種連携も一朝一夕にできたものではなく、様々な取り組みの中で段々と構築されて来たものです。

画像 画像例えば、私たちは関与させていただいている施設で口腔ケアの勉強会を開かせていただけるよう努力します。一人でも多くの施設スタッフに口腔ケアの内容と効果、そしてその方法を知っていただく事が重要であると考えるからです。まず勉強会により施設の皆さんとの知識の共有が生まれます。

画像知識の共有のもとに個別の利用者の問題解決の場面での協働がはじまるのですが、患者さんごとに作成したノートによる情報の共有やこのような法の許す範囲内でのリハビリテーション手技の共有があれば、この協働を通して連携の絆が強まっていくと考えています。そして成功体験や時には失敗体験の共有がフィードバックされる事により、連携はますます強固なものになっていきます。

画像チーム形態は時と場合により様々な形をとりますが、食支援チームはトランスディシプリナリーモデルが良い結果をもたらすのではないかと考えています。このように私たちは一歯科医療法人が多職種ネットワークを作り、他機関、他施設との協働を模索し、さらに様々な活動によって福祉コミュニティーの再建を目指しています。 

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